世界№1の慰謝料は1,610億円!慰謝料を多く請求するための方法ってあるの?

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セレブの離婚では高額の慰謝料がよく話題になります。セレブと比較するのは無理にしても、もし、私が主人と離婚したら「どれぐらいの慰謝料が貰えるのかしら・・・」そんな空想や皮算用する方もいらっしゃると思います。

現実的に慰謝料を多く請求する方法はあります。ここでは、そんな方法を研究してみましょう。

また、失敗は成功のもとですから慰謝料請求の失敗例も参考になります。

世界№1の慰謝料は1,610億円!

思わず耳を疑ってしまうようなスーパーセレブのトップニュース。何かと金銭トラブルの話題も多い。やれ、大豪邸を購入したとかスポーツ選手の契約金がいくらだとか、飛び交う金額が中途半端な“ケタ”ではない。まさしくスーパーセレブ。

スーパーセレブの金銭トラブルといえば、「離婚慰謝料」が話題を集めることも度々。そのスケールの“デカさ”は予想をはるかに超え、まるで現実離れした破天荒な金額です。

アメリカのWEBメディア「ビジネスインサイダー」が発表した2013年6月までの離婚慰謝料ランキングでは、世界№1がルアメリカ人実業家のパート・マードック。その額は日本円にして約1,610億円。

「タイムズ」「ウォール・ストリート・ジャーナル」「20世紀フォックス」など世界的企業の親会社であるニューズ・コーポレーションの最高責任者で、名実ともにスーパーセレブ。世界を代表する企業のトップ、やはり“スケール”が違います。

世界 慰謝料ランキング

  • 1位 ルパート&アンナ(マードック)1999年
  • 17億ドル 約1,610億円

  • 2位 バーニー&スラヴィカ(エクレストン)2008年
  • 10~12億ドル 約948~1130億円)

  • 3位 アドナン&ソラヤ(カショギ)1974年
  • 8億7400万ドル 約828億円

  • 4位 スティーブ&エレーヌ(ウィン)2009年
  • 7億4000万ドル 約701億円

  • 5位 クレイグ&ウェンディ(マッコー)1998年
  • 4億6000万ドル 約435億円

    ケタ違いの資産を持つ世界の大富豪たちは、離婚時に支払う慰謝料もケタ違い。ビジネスメディアの「ビジネスインサイダー」が、2013年現在までの世界の離婚慰謝料のランキングを発表した。

最もお金のかかった離婚は? 世界の慰謝料ランキングハリウッドニュース

石油王、財産分与として支払った慰謝料は1兆3,500億円!

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過去の記憶をたどると、とんでもない慰謝料を支払った実業家が一人。マードックの1,610億円が可愛く思えてしまうほどの金額です。

イングランド・プレミアリーグ チェルシーのオーナーでロシアの石油王ロマン・アブラモビッチが別れた妻イリーナに支払った慰謝料は、日本円にしてなんと!約1兆3,500億円。財産の半分以上がイリーナの手に渡る結果となりました。

形式上は財産分与になりますが、離婚慰謝料であることに間違いありません。離婚のきっかけはアブラモビッチの浮気。23歳のロシア人モデルとの浮気がスクープされ、これを知ったイリーナは激怒しました。

すぐさま“やり手の弁護士”に依頼し、離婚の申立てをました。離婚裁判は、1兆3,500円の財産分与で終結。その額は、2003年にアブラモビッチが購入したチェルシーの114チーム分に相当します。

さすがは世界でダントツの離婚大国ロシア。離婚慰謝料のスケールも半端ではないようです。

ちなみに世界の離婚率ベスト10はどこ?

  1. ロシア
  2. ベラルーシ
  3. ラトビア
  4. リトアニア
  5. アメリカ
  6. デンマーク
  7. カザフスタン
  8. ヨルダン
  9. キューバ
  10. コスタリカ

*日本は36位でした。 総務省統計局世界「世界の統計2014」より

離婚すれば必ず慰謝料が発生するわけではない

そもそも慰謝料とは、”精神的な苦痛”や“肉体的な苦痛”を与えられた者が、その相手に対して請求する費用です。離婚を例にすると、浮気や暴力などが代表的です。

自動車事故で例えるなら、“損害賠償請求”と同じこと。離婚による“傷”を一種の損害ととらえ、それに対する賠償金が「離婚慰謝料」です。

世間では夫が妻に支払うケースが一般的と解釈されていますが、夫が妻に請求するケースもなかにはあります。また、浮気相手に対して請求するケースもあり、夫婦の枠を超えて慰謝料問題に発展する場合もあります。

つまり、損害を与えられた者に対してであれば、配偶者以外の第三者にも請求することが可能というわけです。

慰謝料を多く請求する方法は?

「慰謝料=高額」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
弁護士の意見や裁判の事例から見ても、高額な慰謝料請求には“それなり”の理由が必要です。また、状況に応じて条件が変わってきます。

高額な慰謝料を請求できるケースの例 ご参考程度に。

  • 財産分与の金額が少ない
  • 与えられた苦痛の度合いが大きい
  • 責任の度合い。一方的に相手が悪い
  • 請求する相手の経済状態。資産や収入など経済力が高い
  • 離婚に至る経過が悪質である
  • 婚姻期間が長い。尽くした期間が長い
  • 別居期間が短い
  • 請求する相手の社会的な地位が高い
  • 相手の責任で結婚生活が悪化した
  • 養育費など、離婚後における費用の問題
  • 暴力が原因の離婚よりも、浮気のほうが慰謝料は高いらしい・・・

慰謝料の相場は?

相場はあくまでも“ウワサ”です。離婚原因が人それぞれ違うように、支払われる慰謝料も人それぞれです。
裁判で請求するのか、当人同士の話し合いで解決するのか、または弁護士が仲介するのか、請求方法によっても異なります。

一般的な離婚慰謝料 相場の例

  • 一般的なサラリーマンで、100万円から500万円前後
  • 浮気が原因の離婚で、50万~100万円ほど
  • 浮気が原因の離婚で、浮気の回数や期間、精神的苦痛が大きい場合、100万~500万円
  • 暴力が原因の離婚で、重度・証拠。過失具合によって50万~500万円
  • 家庭放棄(遺棄)が原因の離婚で、50万~400万円

高額慰謝料の決め手は、やはり経済力か?

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結論を言えば、離婚慰謝料の算定基準は“どれだけ辛い思いをしたか”が左右します。請求する相手側の経済力や過失度合いなど全ての事情を総合的に考慮したうえで、請求額を決定するようです。

スーパーセレブの離婚慰謝料が高額になる理由は、経済力が大きく影響しているためです。また、社会的な立場もあり、中途半端な金額では波風を静めることができないので、高額な慰謝料によって解決するケースが多く見られるのです。

もし、あなたが本気で“慰謝料を獲り”に行くのなら、パートナーの資産・収入と離婚理由が前提となります。この条件が備わっていれば、あとは顧問弁護士の力量が重要となってきます。

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