日本の“一目ぼれ率”は世界第3位。一目ぼれで結婚した夫婦は離婚率が低いらしい

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“一目ぼれ”が多い国、世界3位の日本

日本人の男性は“一目惚れをしやすい”といった調査データがあります。

恋愛小説で有名ハーレクイン・エンタープライズが調査したデータで、1位が中国、2位にメキシコ、3位が日本とイタリアという結果だそうです。

マザコン男性は一目ぼれしやすい

一目ぼれには日本の生活習慣が深く関係しているとのことで、子供中心、子供を溺愛する家庭で育った男性はマザコンになる傾向が強く、自分に自信を持つことによって高嶺の花と思われる女性に対してもポジティブにアタックする性質があるそうです。

しかし、その恋愛成功率は17%と、世界平均の30%を大きく下回ります。このようなデータからみても、日本人の男性が“高嶺の花”に惚れやすい性質であることを示しているようです。

日本人の75.5%が一目ぼれ体質

また、75.5%の日本人が一目ぼれを経験しているといったアンケートデータもあり、いかに日本人が一目ぼれしやすい性質をもっているかが分かります。

男女別で確認しても、それぞれ半数以上の人が一目ぼれの経験があると答えています。

【14461人を対象にアンケート ※男性10 700人 女性3761人】

【一目ぼれした経験はありますか?】

  • ある(男性) 8578人 男性比率80.2% 全体比率59.3%
  • ない(男性) 2122人 男性比率19.8% 全体比率14.7%
  • ある(女性) 2336人 女性比率62.1% 全体比率16.2%
  • ない(女性) 1425人 女性比率37.9% 全体比率9.8%

【参考】「ひと目ぼれ」したことがある?Yahooニュースより
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/7123/result

一目ぼれには風土や心理も関係するらしい

人は誰でも「自分が好意を抱いている人」「憧れている人」「共通点がある人」を好きになる。

様々な人種や文化がひとつの国に集約されている他国に比べ、性格が似ている人が集まっている日本です。

「似たもの同士が多い日本社会の風土」も、理由のひとつではないでしょうか。

一目ぼれで結婚した夫婦は離婚率が低い?!

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アメリカの調査データでは、「一目惚れから始まる恋の成功率は非常に高く、離婚率が50%のアメリカにおいて一目ぼれで結ばれた夫婦の離婚率は20%以下」という結果に。

見た目や容姿で一目ぼれする以外に、自分と顔や雰囲気が似ている異性に一目ぼれするケースもあります。
この場合、考えることが似ていたり趣向性が近かったりと、自分に一致する点が多いことが挙げられます。

そのため、共同生活における安定感が大きいことから、「このパートナーを越える人に出会えない=浮気心が芽生えにくい」といった心理が作用し、離婚率低下の原因につながっているようです。

国内における離婚率は3組に1組の割合

若い夫婦の離婚率が特に高く、19歳以下の女性では約60%、20~24歳の女性については40%を超えている現状。3組に1組の夫婦が離婚しているといったデータも出されているほどで、「一目ぼれ=離婚率の低下」を疑ってしまう数値です。

しかし、裁判所への離婚申立て動機を調べてみると、あながちその説も的外れではないような気が。

【妻の離婚申立て動機】

  • 1位 性格の不一致
  • 2位 暴力
  • 3位 異性関係
  • 4位 精神的虐待
  • 5位 生活費を払ってもらえない

【夫の離婚申立て動機】

  • 1位 性格の不一致
  • 2位 異性関係
  • 3位 家族との折り合い
  • 4位 浪費
  • 5位 異常性欲

人口動態の2012年推計が発表されて東日本大震災で生まれた離婚率の特異な減少が2年連続で維持されました。最近の推移を離婚対婚姻の比グラフでみると、夫婦3組に1組は離婚する時代が定着したとも言えます。米国では2組に1組の離婚がずっと続いていますから、日本の離婚はやがて米国並みに増えるとの予測は当たらなかったことになります。しかし、1980年代では5組に1組の離婚だったのですから離婚夫婦が珍しくなくなったのは当然です。・・・

【参考】「夫婦3組に1組は離婚時代定着」BLOGOS
http://blogos.com/article/54925/

いずれも1位は“性格の不一致”が離婚の理由です。

そうなると、「自分と顔や雰囲気が似ている異性に一目ぼれするケース」に当てはまる夫婦は、離婚の確立が低くなるのではないかという解釈もできそうです。

一目ぼれと離婚率に確固たる証明はありませんが、“惚れやすく冷めやすい”が関連づいてしまうと少し残念な気もします。

今後も「一目ぼれ」と「離婚率」について、追っかける価値がありそうです。

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