結婚前に相手の金銭感覚を知る5つのチェック項目

金銭感覚

結婚前、結婚相手に求めることには何があるでしょうか?

たいていは、性格や考え方、価値観が合うことが上位に挙げられると思います。その代わり、金銭感覚の一致を結婚前に求めることはあまりありません。

しかし結婚して二人で幸せな家庭を築いていくためには、「お金」という要素が重要となります。実際、愛し合って結婚しても、結婚後の金銭感覚のズレから離婚に至る例はいくらでもあります。

結婚後に後悔しないように、ここでお互いの金銭感覚をチェックしてみませんか?

結婚生活を長く続けるには金銭感覚の一致が大事

結婚生活を続けていく上では、事前に相手の金銭感覚を知ることは重要です。「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もある通り、結婚生活を続けていく上でお金の問題はついて回ります。

相手が浪費家の場合は別として、交際中は相手の金銭感覚というものはあまり意識しないものです。特に短期間の交際で結婚をしてしまうとお金に対する考え方や金銭感覚を知らないまま一緒に生活することになります。

子供の頃から身についたお金に関する価値観は、大人になってそうそう改めることはできません。一方が、倹約を望んでも、もう一方が金遣いが荒い場合には、性格の不一致となり離婚に発展してしまうケースは珍しくありません。

最近の適齢期の男女は結婚相手を選ぶ際の条件として「価値観が同じ人がいい」という声が多く聞かれますが、「お金の価値観」つまり金銭感覚までをチェックしてる人はあまりいないようです。

金銭感覚のチェック方法

交際期間中は、お互いに遠慮して、あまり「お金」のことに触れることがありません。また、女性から相手の給料やボーナスの額を事細かに聞いていくと「お金が目当てで結婚するのか…」と思われてしまう可能性もあります。

そこで、日常生活のお金の使い方から相手の金銭感覚を探っていきましょう。

1.コンビニでの買い物

デートは非日常なので普段のお金の使い方とは異なると思います。そこで日常生活に近いコンビニでの買い物の仕方をチェックしましょう。そこで、すぐに使わないような商品や、スーパーに行けば安く買えるような商品でもどんどん買物カゴに入れているのであれば要注意です。

定価販売しているコンビニで買い物を頻繁におこなう人は、浪費癖があり、節約感覚がない人と言えるでしょう。

2.デートのときのふるまい

デートでショッピングや食事に行ったときにも、金銭感覚を垣間見ることができます。たとえば、あなたが「この洋服はお買い得!」と言った服の値札を見て、彼は「え!? これでお得なの?」とびっくりすることがあるかもしれません。

その一方、彼が「ボーナスが出たから、週末はボクのオススメのお店で食事をしよう!」と連れて行ってくれたのが近所の一杯飲み屋だったら…。このような場面でも相手の金銭感覚が見ることができます。このような、ちょっとしたイベント時には相手のお金に対する価値観が現れるとともに、あなたに対する本気度も分かるものです。

3.クレジットカードの枚数をチェック

相手が財布を開いたときに、クレジットカードの枚数をチェックしてみましょう。あまりにも多い場合にはその人はお金の管理能力がないかもしれません。クレジットカードは年会費がかかりますし、同じクレジットカードを使い続けたほうが優待も得られます。

1枚か2枚程度のクレジットカードに絞って使っている人のほうがお金の管理能力が高いといえます。さり気なく、クレジットカードで「マイルを貯めているか?」、「ポイントを貯めているか?」など使用理由を聞いてみるのも一つの方法です。

4.衝動買いが多くないかどうか

服や時計など、身に付けているものがすぐに新しくなっていたり、ブランドものを頻繁に買い換えていたとしたら、衝動買いをするタイプの人かもしれません。

結婚後、マイホームや教育費などを捻出していくためには、計画的なお金の使い方が必要です。衝動買いを頻繁にする人は浪費癖があり、金銭感覚もだらしない可能性があります。結婚後の家計管理を任せるのは危険かもしれません。

5.プレゼントはモノ?それともコト?

相手の誕生日など、特別な日は相手の金銭感覚を知るチャンスです。お互いに相手に喜んでもらおうと、アクセサリーや相手が欲しかったモノなどのプレゼントをするかもしれませんし、美味しいディナーを食べに行ったり、2人で旅行に行って楽しく過ごしたりするかもしれません。その中で、自分にとって一番嬉しいモノは何でしょうか?

お金の使い道は、大きく言って「モノ」を買うのか、「コト」を買うのかに分かれます。「モノ」を買うというのは文字通り、商品を買うことを意味します。「コト」を買うということは、ある体験や時間を買うことを意味します。

自分と相手の価値観が「モノ」に重きを置いているのか、共有する体験や時間に重きを置いているのかはチェックすべきポイントです。どちらが良いというわけではなく、それは2人の金銭感覚を含めた価値観と言えるからです。

まとめ

お金の使い方は、本当に人それぞれです。家庭環境や現在の収入も影響されます。しかし、この金銭感覚という価値観に大きな相違があると、結婚生活ではいろんな場面で衝突が起きることになります。

生活費をとことん節約。子どもの教育費には糸目をつけず、浮いたお金は老後やいざというときのための貯金に回すといった人生でも良し。子どもは作らず、外食にお金をかける。年に1~2度は夫婦での海外旅行は欠かせないといった人生でも良し。

給料の範囲内でやり繰りしているのであれば、どちらが良いとは他人には言えません。しかし、お互いの金銭感覚が異なっていれば別です。相手の金銭感覚に対して、「あり得ない…」「おかしい…」「付き合いきれない…」という気持ちが強くなって離婚へとまっしぐらとなります。

金銭感覚のチェックは、結婚してからでは「時すでに遅しです」。交際時からしっかりと見極めたいものです。

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