妻の「パワハラ、モラハラ、家事ハラ」が酷い!DV妻から身を守るための夫へのアドバイス

moral harassment

妻のDVに悩む夫が急増中

DVの被害者は女性だけだと思っているあなた、最近、妻のDVに悩む男性が急増していることを知っていますか?

一般的にDVとは肉体的な暴力を示すことが多いのですが、そのほかに、言葉の暴力を受けたり精神的な苦痛を受けたりする場合にもDVの対象になります。

そして、問題になっているのが“妻から夫へのDV被害”です。一昔前であれば、DVの被害者は女性というイメージでした。しかし、男女参画に並行して社会的な地位を擁立した女性が増え、従来のような境界線がなくなったのです。

その反面、「肉食」や「草食」といった言葉が誕生し、行動派の女性、消極的な男性といった新たな境界線が誕生しました。

この現象が悪い方向に進んだとき、家庭内で引き起こす問題の一つが「DV」です。

ただ最近は、肉体的な暴力を受けるDVとは異なり、パワハラやモラハラといった精神的苦痛に悩む男性(夫)が急増しているようです。

さらには、「家事ハラ」というDVもあるとのことで、ただ単に言葉の暴力を受けるだけの問題ではなくなってきています。

へーベルハウスの調査では、「妻から家事ハラを受けたことがある」と答えた夫が7割もいるので驚きです。

【参考】へーベルハウス「家事ハラ白書」
http://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/kajihara/index.html/

妻のDVは表面化しにくい

では、なぜ女性がDVを受けたときのように問題とならないのでしょうか。

それほどのDV被害を受けているにもかかわらず被害が表面化しないのは、我慢し続ける男性(夫)がほとんどだからです。

DVの被害を受けたとしても、「俺は男だから・・・」と、最終的にプライドが自制させてしまうようですね。その結果、一人で抱え込んでしまい、精神的な疾患に発展するケースが増えているのが現状です。

そうなると、自分自身で妻のDVから身を守るほかありません。では、妻のDVから身を守るためには、どのような対策が考えられるのでしょうか。

妻のDVから身を守る

DVの原因として考えられる要因が「不満の積み重ね」と「すれ違い」です。生活リズムが合わなかったり互いの価値観が大幅に食い違い始めたりすると、相手にマイナスの感情をもってしまいます。

そのため、日頃のコミュニケーションを見直すことが課題となるでしょう。

でも、一度食い違った歯車を元に戻すのは簡単なことではありませんから、DVの予防としては効果が薄い方法です。

次に、妻のDVから身を守る策として、「主張を伝える」ことが求められます。パワハラやモラハラなどが起きてもそのまま受け止めるだけでは相手が調子にのるだけです。そのたびに「ちょっと待って」と会話を止め、冷静に話し合うことが重要です。

ただし、反論は逆効果となります。

相手を逆上させ悪化させる恐れがあるので、あくまでも冷静に話し合うというスタンスを通しましょう。つまり、“お前の言動、変だよ?”という“紳士的、かつ大人の姿勢”で立ち向かうことが大切なのです。

DV妻に対して、「君は常識から外れた恥ずかしい言動をしているんだよ」といった印象を与えることができればチャンスです。気をつけてほしいのは直接表現するのではなく、相手に“それ”を感じとらせることがカギとなります。

ですから、冷静に落ち着いて紳士的、かつ大人の姿勢で話し合うことが求められるわけです。

DV妻の独壇場に流されてしまわないよう、まずは被害を受けている夫自身がそのことに気づかないといけませんね。

DVの証拠を残す

日頃の対処で妻のDVが一向に良くならない場合、最終的な手段は「お手上げ」です。もう、降参してしまいましょう。夫婦の関係を絶つことでDV妻と“サヨナラ”するのも一つの方法です。

DVは、法律でも離婚原因として認められているほど重大な要件です。民法の770条には「婚姻を継続しがたい重大な事由」という取り決めが定められています。妻からDVを受けていることが証明できれば離婚原因として成立します。

妻のDVにただ絶えるのではなく、DVの証拠を残しておきましょう。医師の診断書やDVが行われたときの動画や声など、揺るぎない証拠を残しておくことで離婚を有利に進めることができます。

「離婚なんて切り出したら慰謝料を覚悟しておきなさいよ」なんて脅すDV妻もいるようですが、日頃のDV言動を証拠として残しておけば離婚の際に慰謝料を請求されることなんかありません。かえって、逆に請求してやりたいくらいですね。

最後に、一番大切なアドバイスがあります。それは、“間違った方法”で反撃しないことです。自分の身を守ることは大切ですが、暴力行為に頼ってはダメです。加害者になってしまえば意味がありません。

そのことだけは十分に理解しておいてくださいね。

DV妻から身を守る まとめ

何より日頃のコミュニケーションを見直すことが重要ですね。

【自分の主張を冷静に伝える】

  • 「ちょっと待って」でDV行為を中断させ、DV妻を調子にのらせない
  • “お前の言動、変だよ?”という“紳士的、かつ大人の姿勢”で立ち向かうことが大切
  • 「君は常識から外れた恥ずかしい言動をしているんだよ」といった印象を与える
  • 直接表現するのではなく、相手に“それ”を感じとらせることがカギ

【間違った方法で反撃しないこと】

  • 自分の身を守ることは大切ですが、暴力行為に頼ってはダメ
  • 加害者になってしまえば意味がない

【最終的には離婚を考える】

  • DVの証拠を残しておく
  • 民法770条の「婚姻を継続しがたい重大な事由」について理解する
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