離婚後シングルマザーになっても生活を維持するためのポイントまとめ

divorce and poverty

離婚が増えているって本当?

最近離婚する夫婦が増えている!というのは半分本当で半分嘘です。

離婚件数は確かに1970年代以降年々増加傾向にありました。ですが、それも2000年代初頃をピークに、今は少しずつ減少しています。

なんだ、離婚は減っているのか、と思われるかもしれませんが、ここで注目すべきなのは、離婚件数ではなく、その年の婚姻数に対する離婚件数の割合です。

2013年の婚姻件数は約66万3000組、離婚件数は約23万1000組でした。

ネットでも三組に一組が離婚している!と話題になっていましたが、1970年と1995年、2013年それぞれの値で、婚姻件数と離婚件数を比べると、

  • 1970年:9.3%
  • 1995年:25.1%
  • 2013年:35.9%

になり、大きく増加しているのがわかります。新たに結婚する人に比べて離婚する人が増えているということです。

シングルマザーと生活苦

子供がいる母親が離婚を決意すると、待っているのはシングルマザーとしての生活です。

シングルマザーになると生活が苦しくて悩む方も多くいます。それはなぜなのでしょうか?

非正規労働を選択せざるを得ない

子供が幼い、それだけでシングルペアレントの働く時間は限られてしまいます。

保育園に預けられる時間は目いっぱい預ける方でも、予期せぬ病気や怪我、保育園からの呼び出しによって働きづらい状況が生まれてしまいます。

肩身が狭く正社員を続けられないため、パートなど賃金の低い職を選ぶほかないという方が多くいるのです。

子供を見る人が自分しかいない

子供を見る人が自分しかいないということは、自分が見られないときは「お金を払って」誰かに見てもらう必要があるということです。

融通の利く無認可保育園やベビーシッター、病児保育などはいずれも高額の出費を伴いますが、シングルマザーの過程には欠かせないサービスです。

離婚を決意する前の準備

慌てて離婚すると、生活苦から抜け出せなくなることもあります。まずはできる限りの準備を整えてから離婚することが大切です。

できるだけ多くの慰謝料・養育費を貰うためには?

当面の生活費を確保するためにも、慰謝料や養育費は欠かせません。一円でも多くもらうためには以下のようなポイントがあります。

  • 離婚届の不受理申請を行う:思い通りの結果が出る前に勝手に離婚届けを提出されないように役所で申請しましょう
  • 相手を泳がせて証拠集め:慰謝料を貰うために証拠は大切です。証拠がそろう前に騒いでしまうと、隠されたり逃げられたりすることもあります
  • 相手を責めすぎない:相手の払う気をそいでしまうと交渉が面倒になります
  • 財産の調査:結婚後に手に入れた財産は共有財産です。通帳の場所や不動産の有無などを離婚を切り出す前に調べましょう
  • 養育費について計算して置く:養育費は相場が比較的はっきりしてます。相手の収入と、今後の教育計画(私立希望や○年生から塾などと具体的に)を事前に書面にしておき、必要経費を計算しておくことで、取りこぼしを防ぎます
  • 離婚の判を押す前に事前に慰謝料請求の方法をしっかりと把握しておきましょう。ここでは慰謝料請求手順が分かりやすく解説されています。

    離婚後に好条件の仕事に就くためには

    離婚後に就職先を探したり、保育園を探すのは大変です。

    DVなどを除いてですが、就職して保育園に預けている状態で離婚しましょう。面接の際、就職先に「離婚が決まっている」と伝えることも忘れずに。

    余裕のある方は、離婚前に資格を取る方法もあります。事務系や介護系の資格は就職に有利なのでお勧めですし、それ以外にも興味や関心のある分野で仕事になりそうなもの探してみましょう。

    まとめ シングルマザーでも成功者になれる

    シングルマザーでもいわゆる「成功者」になっている方もいます。

    お金も学歴も人脈もなかったと語る星野陽子さんのサイトです。金持ち母さんとの異名をもち、シングルマザーながらたくましく活動しています。

    【参考】星野陽子 オフィシャルサイト
    href=”http://hoshino-yoko.com

    留学エージェントとして起業した原眞由美さんのインタビューです。自らの経験をもとに、道を切り開いています。

    【参考】新しい風 社長はシングルマザー 大阪日日新聞
    http://www.nnn.co.jp/dainichi/kikaku/single

    芸能人の青木さやかさんや今井恵理子さん、山口もえさんなどもシングルマザーです。

    上記の例は大成功を収めた方たちです。

    「そこまで望んでいない」という方でも、離婚前にその後の生活をしっかり見据えることが大切です。

    慰謝料や養育費をきちんともらう、必要な資格を手に入れて就職先も決めておく。

    準備を怠り、一度生活苦に陥り、日々の生活に追われるようになると、そこから抜け出してステップアップするのに相当な時間も労力もがかかってしまいます。

    離婚前に可能な限り準備を整えておくことは、その後の人生にとってアドバンテージになります。子供のためにも踏ん張っていきましょう。

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