離婚する人、しない人。長続きしない結婚には共通の特徴があるらしい

divorce

みなさんはご主人や奥さんとの相性はいかがですか?なんと!「長続きしない結婚には共通の遺伝子の特徴がある」という研究結果が発表されています。果たしてどのようなものでしょうか。

結婚生活の向き不向きを決める離婚遺伝子

「良い夫の資質は遺伝子で決まる」
思わず耳を疑ってしまうようなフレーズですが、あながち嘘でもないようです。

結婚生活の向き不向きをスウェーデンのカロリンスカ研究所が調査したところ、意外な事実が判明。双子の男性を実験対象に、「バソプレシン(抗利尿ホルモン)」を調節する遺伝子について研究。

552組の(男性)双子を集め、「遺伝子の変異体」を調べたあと「パートナーとの結束について評価する心理テスト(Partner Bonding Scale)」を実施し、それぞれの奥さんと面接を行うといった内容。
バソプレシンは交尾中の男性の脳から分泌されるホルモンで、女性との関わりを促す働きがあるとのこと。“女性との関わり”について研究チームのHasse Walum氏は、『性的な動機付けというよりは、長期的な社会的動機付けである』ことを発表しています。

バソプレシンが2倍なら離婚率も2倍?!

「バソプレシン受容体1aの対立遺伝子334」が備わっている男性は、心理テストのスコアが低く、結婚していない人も多いことが判明。また、「334遺伝子が2つ」備わった男性は過去1年間に離婚経験があり、結婚生活に何かしらの危機を感じている人も多かったという。遺伝子が2倍の男性は、離婚の確立も2倍です。

なお、バソプレシンは男性の“社会性”に関するもので、女性には当てはまらないだろうとのことです。ただし、バソプレシンだけが全てを決める要素ではないため、あくまでも参考程度に。この研究結果は、2008年9月2日に米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に掲載された情報です。

【参考】Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)
http://www.pnas.org/content/105/37/14153.full?sid=2206f6e6-ac65-42ea-9d72-4e63b36fe865
【参考】Partner Bonding Scale
http://www.newser.com/story/36379/scientists-find-divorce-gene.html

ほかにもまだある。離婚しやすい人の特徴

divorced-person

バソプレシンに限らず離婚する人には、何かしらの“癖”や“人間性”といった独特なサインがみられるようです。
また、「結婚生活が長続きしない」人の共通の特徴とはどんなものでしょうか?

  • 男兄弟の中で育った奥さんをコントロールするのは難しい
  • 野菜嫌いの夫だと夫婦喧嘩になりやすい
  • 夫婦喧嘩で口答えしない奥さんとの結婚生活は離婚する可能性が高い
  • 業界用語や専門用語を使いながら会話する人は器が小さい
  • 相手を「臭い」と感じたら遺伝的に合わない証拠
  • サプライズ好きな男は結婚が長続きしない
  • セックスに積極的な女性は離婚しやすい傾向にある
  • 排卵日の前後に派手な服を着る妻は夫への不満を表している
  • お金で愛情を感じる女性は離婚しやすい

離婚する人、しない人。結局は「人間性」の問題

研究や特徴が必ずしも“離婚”の原因につながるとは限りませんが、もし、当てはまる“サイン”があれば要注意です。そもそも、社会性が極端に低い男性と高い女性では、相性が良くないのは結婚前に分かることです。

それでも一緒にいたいと思って結婚するからには、互いが同じ価値観を持つように努力しなければなならない問題です。結婚とは、ある意味“人づきあい”の一種です。

パートナーと良い人間関係を築くためには「人間性の相互理解」が必須になります。

「折れる折れない」、「理解できる理解できない」、「好きだ嫌いだの」は、すべては人間性の一致が左右するもの。

化学的に言えばホルモンとか生体が関係するようですが、感覚で言えば“インスピレーション”です。夫婦でシンパシー(共感)を分かち合うことが結婚生活を長続きさせる秘訣と言えそうです。

Top