【あなたは大丈夫?】妻の子供へのパワハラは離婚原因になる。親権も夫に行く可能性が高い

power harassment

子供へのパワハラ?

子供への過剰な注意は危険です。
子供に対するパワハラ行為が離婚の原因になることをご存知ですか?

子供への過剰な注意が「子供に対する福祉」に不適切だと判断されれば、法的に離婚理由となる重大な行為となります。

よくあるケースが、子供に対して行う妻の過剰な注意がパワハラに見えてしまい、夫が離婚を切り出すというパターンです。

将来のことを考えれば子供にトラウマを残したくないという夫の気持ちは分かります。
ですが、過剰に注意している妻は、それが過剰だとは気づいていない場合がほとんどです。

離婚を決断する前に、夫婦で今一度話し合う機会があってもいいはずです。

そこで今回は、パワハラ行為を見直すために必要な課題を「子供の観点」から確認していきましょう。
過剰な注意は「パワハラ予備軍」ですよ。教育とパワハラの境界線をしっかり理解しましょう。

パワハラが原因で離婚から親権争いになった時の対処法も事前に把握しておきたい問題ですね。

子供の自己肯定感

幼少期、子供の精神に深く影響する人物は「親か先生」です。それは同時に、「精神の安定」と「発達」を意味します。

分かりやすく言えば、絆が子供の精神の発達に深く関与するということです。

その絆が破壊されると、または子供がそう感じてしまった場合、いわゆるトラウマとなり成長に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。知力、精神、判断力が欠如してしまい、自己肯定感が失われた状態で大人になってしまうのです。

自己肯定感が欠落すると、他人をいじめたり非行に走ったりする原因になりかねません。自虐体質の子供は、不登校になるケースが多くみられます。

それは、幼少期に絆が破壊されたまま育ったせいで、「自分は愛されていない」「いても仕方がない」という観念が胸に刻まれてしまっているからです。思いやりやいたわりが欠如する原因にもなります。

あまりメディアでは報道されませんが、実は、ここ数年、「子供に対する心理的な虐待」で逮捕される親が増加しています。

なかなか犯罪として成立しない分野ですが、子供の福祉がクローズアップされる現代だからこそ、国の対応も強化されつつある傾向です。

教育(しつけ)とパワハラ(精神虐待)の境界線

では、どの程度を超えれば教育はパワハラになってしまうのでしょうか。しつけではなく精神の暴力になってしまう境界線です。

  • 明らかに脅しているような口調や言葉遣い
  • 失敗したら鬼気迫る勢いで問いただす
  • 日頃から過剰なダメ出しを連発する
  • 子供の意思は却下し、親が勝手に決めている
  • 自尊心を傷つけることを嫌味のように連発する
  • 自信を無くさせるような発言を繰り返す
  • あからさまに無視し、冷酷な態度をとる(示す)
  • 食事を与えない、遊ばせないなど、極度のペナルティを与える
  • 人間としての在り方を“知力(学力)”の一点で判断しようとする
  • 兄弟や他人の子供と比較する
  • 兄弟で優劣をつけ、差別する
  • 夫婦や大人の問題なのに子どもに原因の矛先を向ける
  • 夫婦のどちらかが夫や妻に対してDVを行っている。その姿を子度が見ている
  • 子供に対して見せる(示す)、親の感情の起伏が激しい

以上はあくまで一例ですが、これらの言動が日常的に行われている場合は要注意です。

すでに自己肯定感が失われ、自分に対して嫌悪感を抱いているおそれがあります。
それがトラウマとなり、コンプレックスとして現れるのです。

妻が子供にパワハラで離婚? まとめ

今回は妻を主題として取り上げましたが、もちろん夫に対しても同じことが言えます。

注意している本人は教育やしつけだと思っていても、子供からすれば恐怖や精神を痛めつける行為としか捉えていない場合があります。
かといって、あまやかすのが正しいと言っているわけではなく、飴と鞭(あめとむち)の加減が必要と言いたいのです。

難しいかもしれませんが、人間が人間を育てるということは簡単なことではないのですから、一筋縄でいかなくて当然です。
また、世の夫たちに言いたいのは、「妻に育児をまかせっきりになっていませんか?」ということです。

子供に対する妻のパワハラに見かねて離婚を決意する前に、それぞれの役割を見つめ直すことを忘れてはいけません。

いくら時代が近代的になっても、子供への接し方だけはシステム化しないよう注意しましょう。

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