海外セレブの結婚は“婚前契約”が当たり前?!「プレナップ」は本当に効果的な手段なの?

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トム・クルーズの婚前契約

海外セレブの結婚は、もはや「婚前契約」する事が当たり前のようです。過去2度の離婚経験をもつトム・クルーズは3度目の結婚で、「11年以上 結婚生活が続いた場合のみ、財産の半分を配偶者に分配する」といった婚前契約を交わしています。

トムのお相手はケイティ・ホームズ。その後、5年で離婚。婚前契約に従い財産の分配は無く、娘の養育費をトムが支払うことで決着したそうです。ほか、ケイティには結婚生活1年につき約300万ドルが支払われたとのこと。合計1500万ドル。日本円にして約13億円。

さすがは大物セレブ。スケールが違いますね。

財産の取り扱いや離婚時の条件など、結婚生活における夫婦間の約束事を婚前に取り決める「婚前契約書」。海外では「プレナップ」とも呼ばれ、セレブの離婚時に話題にのぼることでもおなじみです。

たとえば2度の離婚を経験したトム・クルーズは、3度目の結婚相手ケイティ・ホームズとの間に次のような契約を締結したと言われています。

「11年以上結婚生活が続いた場合のみ、財産の半分を伴侶に分配する」
「(11年以下の場合は)結婚生活1年につき約300万ドルを受け渡す」・・・

【参考】海外セレブの間ではジョーシキの婚前契約書とは?プロポーズ ゼクシィ
http://propose.zexy.net/propose/news/14.html

海外の婚前契約 事情。国内では?

海外ではアメリカが20%、フランスでは25%のカップルが婚前契約を交わしている現状があります。こういったカップルに目立つのが、かしこまった形式ではなく、カジュアルに “約束ごと” を決めた一種のルールブックにしていることです。

このように、近年ではセレブだけでなく一般のカップルにも検討する人が増えている事が分かります。

婚前契約は国内では一般的にあまり馴染のないものです。徐々に認識は高まりつつありますが、それでも海外には遠く及びませんね。

最近、芸能界で「遠野なぎこ」、「神田うの」が婚前契約を結んだことが話題になりました。
神田うのにいたっては財産分与の取り決め以外にも、“週に一度以上は愛しているとささやく”との約束を婚前契約で結んだとか・・・

なるほど。夫婦仲が冷めないようにこのような事項を入れても良いんですね。

プレナップに契約書は必要か?

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結婚前の男女が、あらかじめ夫婦生活に関する約束ごとをルールとして取り決めておくプレナップですが、生活のうえで守る約束、資産の権利、離婚の条件など特に決まった形式はありません。

ただし、法的効力のある契約書として残す場合には、適正な法律用語を使って作成する必要があります。また、公正証書化するなど行政書士や弁護士など専門家に相談しながら作成するのが確実ですね。

金銭の問題や親族間の悩みなど結婚生活を送るうえで不安要素が予想される場合には、プレナップを正式な書類として残しておくのも一つの手段と言えます。

婚前契約(プレナップ)のまとめ

「婚前契約」と聞くと抵抗感を持つ人は少なくないでしょう。
これから幸せな結婚生活を迎えるのに、なぜ敢えて面倒な約束事をを結ぶ必要があるのか?そう思う人が大半だと思います。

しかし、
結婚生活を上手く継続するためにプレナップを結ぶという考え方もあります。

また、離婚に発展するケースは当人同士だけの問題でない場合もあります。親族間の人付き合いが悪くなることが離婚の原因につながることもあります。また、相手の親の介護の問題が負担となり離婚するケースも増加しています。

これらの将来起こりうる問題について、プレナップで取り決めておくのも有効な手段であるのは間違いありません。

プレナップを“離婚の保険”と考え嫌がる人もいるようですが、視点を変えて、夫婦生活を円満に持続するための契約としてポジティブに捉えれば、少しは見方が変わってくるかもしれません。

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