「離婚=後悔?」離婚経験者が語るバラエティー豊かな誤算と後悔
結婚したことを後悔?離婚したことを後悔?
結婚したことを後悔している・・・今、そう思っている人が日本に何人いるでしょうか。
国内の離婚率は3組に1組と言われています。
最近では若年層だけでなく、熟年離婚も珍しくなくなっています。
今、この瞬間にも離婚を考えている人は大勢いるのではないでしょうか。
女性の離婚を考えるときの理由として
- 夫の収入が少ない
- 子供の面倒をみない
- 浪費癖がある(ギャンブル、酒)
- 嘘をつく
- 浮気している
- 暴力を振るう(DV、モラハラ)
などが挙げられます。
一方、男性側の意見としては
- 料理や家事をしない
- 自分の親や兄弟と不仲
- 子供の面倒を見ない
- 働かない
- すぐに怒る
などに対して不満を持つ人が多いようです。
このような相手への不満は日々の積み重ねから起こりますが、その思いはだんだんエスカレートしていきます。
そして、少しでも早く、この不満やイライラから解放されたいとの思いから、スグにでも離婚届けにサインして「新しい生活を始めたい」と考えるようになります。
離婚した事により、新しい生活がハッピーになれば問題ありませんが「離婚したことを後悔している」と感じている人が大勢いるのも現実です。
「結婚したことを後悔する」人に比例するくらい、「離婚したことを後悔する」人が多いという現実、あなたは信じられますか?
離婚で後悔する原因
離婚したことを後悔する原因は大きく分けて3つあると言われています。
- 「罪悪感や孤独感など精神的な後悔」
- 「慰謝料や養育費の金銭的な後悔」
- 「離婚後の生活における社会的立場に対する後悔」
「一人になって寂しさが分かった」「離婚しなければよかった」といった精神的な面を後悔をする人もいれば「元夫が養育費を払ってくれない」「一人で子育ては辛すぎる」など金銭面で後悔する経験者もいます。
また、結婚している間に友人や知人と疎遠になっており、いざ社会復帰しても誰も相手をしてくれないというケースも少なくありません。
たちまち孤独感に襲われ「元の結婚生活に戻りたい」なんて思う人も案外多いようです。
特に、シングルマザーとして生活していると社会的立場が気になり、夫婦の大切さを実感し、離婚したことを後悔する人も少なくないようです。
離婚による後悔と誤算 6のケース
そこで、今回は離婚で後悔した人の例をあげて、「なぜ後悔したのか」、「なぜ離婚で失敗したのか」を一つずつ検証してみたいと思います。
これから離婚しようと思っている方、実際に離婚を考えている方の参考になれば幸いです。
1 養育費や生活費の問題で後悔
離婚後の生活で問題になるのが養育費や生活費です。
特に離婚してシングルマザーになると経済的に今まで以上に苦しくなる人が大半です。
決められた金額を毎月支払ってくれるなら良いのですが、相手も生活状況が変わることがあります。
再婚したり、経済的に困窮したりすると、養育費の値下げを求めてきたり、あるいは養育費自体の支払いを拒否してくるケースも少なくありません。
厚生労働省のデータによると、元夫から現在も養育費を受け取っている人は19%とという驚くような低い数値が発表されています。
また、妻の方も「相手と関わりたくない」「支払い能力が無いと思った」などの理由で養育費の取り決めをしていなかった人が5割を超えていました。
[参考]
厚生労働省「離婚母子世帯における父親からの養育費の状況」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-setai06/02-b16.html
2 別れた相手が恋しくなり後悔
自分達の意思で離婚しておいてバカみたいな理由ですが、以外と典型的なパターンです。
特に、若い夫婦の離婚に多くみられる傾向のようです。
「感情的になって離婚」したものの、しばらく時間がたって落ち着くと、相手が恋しくなって連絡してしまうケースです。
相手は離婚のことなど忘れて、新しい生活を始めているのを知ると、さらに強い劣等感に襲われてしまいます。
離婚後には吹っ切れて、新しい生活にチャレンジする人もいれば、昔の生活が忘れられずに後悔し続ける人に分かれます。
[参考]
鬼女速跡地「別れた前妻から連絡があった」
http://kijyosokuhou.blog.fc2.com/blog-entry-1930.html
3 浮気や不倫を後悔
浮気、不倫は離婚理由に多いトラブルです。
浮気したことで、相手に不義理したことを一生後悔して引きずる人もいます。
妻に不満があり、逃げ道として浮気する人もいれば、一時の気の迷いで浮気する人もいます。
特に後者の人は後悔する傾向が強いようです。
浮気が離婚へとつながり、お互いが離婚を引きずったまま新しい生活に踏み出しても後悔というものは確実に残ります。
それが今まで尽くしてくれた妻であれば、あとから冷静になって考えたときに罪悪感しか生まれないでしょう。
これは、妻が不倫に走ってしまう逆のケースでも同様です。
[参考]
Sooda「人生で一番後悔していることは何ですか?」
http://sooda.jp/qa/158443
4 子育ての負担に後悔
離婚理由がどうあれ、被害を受けるのは子供であることを忘れてはいけません。
子供に関する経済的な問題、生活の問題、環境の問題、全てを解決することは困難ですが、離婚とはそういうものです。
また、離婚によって子供が情緒不安定になったり、環境の変化で強いストレスを受けてしまうのは事実です。場合によっては、非行に走ってしまう子供も例外ではありません。
離婚後の環境を整えることは、子育てにとって急務となります。
[参考]
布川敏和「離婚後悔してる」再婚は「考えられない」オリコンスタイル
http://www.oricon.co.jp/news/2038945/full/
5 独り身の不安感による後悔
離婚後の生活は不安です。
いざ、本当に生活が始まると「想像していた以上に不安を感じることが多くなった」という人がたくさんいます。
その多くの理由が経済的な問題から来るものです。
男性であれば仕事を今まで通り変わらず続けるでしょうが、専業主婦だった人にとっては職探しは苦労の連続です。
すぐに就職先も見つからず、パートで生計を立てる方も珍しくありません。
ましてや、子供がいればパートの掛け持ちをしなければ生活できないという人もいます。
養育費が支払われなければ、なおさらのことですね。
[参考]
現代ビジネス「離婚したことを後悔しています」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/15818
6 予想がつかなかった出来事に後悔
浮気や暴力などが理由で離婚する人もいれば、性格の不一致が原因で離婚する夫婦もいます。理由はどうあれ、離婚は離婚ですね。
「結婚でこんな思いをするのなら、いっそのこと別れて暮らしたほうがマシだわ!」なんて勢いで離婚した結果、思いもよらない試練が待ち受けています。
下に記したような出来事が起きることも予想しておいた方がよいと思います。
- 実の親が敵になる
- 病気になれない
- 自己嫌悪になる
- シングルマザーの収入格差に悩む
- 再婚しようにも出会いがない
- 友人と疎遠になる
- 子供に気を遣わせてしまう
[参考]
教えてgoo「離婚後も更に辛くて後悔しています」
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6799708.html
OKWave「熟年離婚の後悔で潰れそうです」
http://okwave.jp/qa/q8238791.html
後悔のない離婚をするには
個人でどれだけ準備をしても、後から出てくる問題はなかなか対処できないものです。
言うなれば離婚には多少の後悔は付き物なのかもしれません。
しかし、弁護士などの第三者に入ってもらい、出来るだけ優位に離婚を進めることは可能です。
「あの時こうしておけばよかった・・・」と思う前に相談してみてはいかがでしょうか?
まとめ
このように、「離婚は誤った判断をしてしまうと後悔が待っている」という事を書きました。
しかし、その理由によっては離婚するしか解決策がない場合もあります。
どのような状況になっても肝心なことは、なるべく後悔の少ない離婚をするということです。
ですので、慰謝料や養育費、親権や面会など、離婚後の生活を不安定にするような問題を解決してから離婚に踏み切るべきと考えます。
しかし、離婚の後悔を防ぐ最大の秘訣が「離婚しないこと」であることも確かです。
離婚することがベストと言えるまで、解決策を模索することも大切です。子供がいれば、なおさら重要ですね。
ひょっとすると、離婚しなくても解決できる道が残されているかもしれません。