知っておきたい離婚・慰謝料の用語集

生活保護とは[意味/説明/解説]

離婚をすると、婚姻中に収入が得ていなかった側は新たに仕事をして生活をしていかなくてはなりません。
しかし、近年の就職難もあり、すぐに生活できるほどの収入を得られるとは限らず、小さな子供を育てたり病気を患っていたりと、人それぞれ事情があるでしょう。

そのように困っている人のために、最低限度の生活を保障する国の制度として生活保護があります。
生活保護は財源が税金であるため、受給するには一定の基準があり、資産が無い、仕事での収入が不足している、他の公的な扶助制度を利用しても生活できない、親族等の援助が期待できないといった要件を満たしたときだけ対象になります。

生活保護の申請は、市区町村の福祉事務所や同等の窓口で行いますが、申請後はケースワーカーによって生活状況の調査がされます。
このとき、申請者が不誠実で調査に協力しないと生活保護が認められない可能性もあるので可能な限り協力しましょう。

原則的に、申請から14日以内で結果が通知されることになっており、法律でもその旨が定められています。
ただし、調査が長引くなどの理由があれば、30日までの延長が認められているので、1ヶ月程度はみておいた方が良いかもしれません。

審査があることで安易に利用できる制度ではないとはいえ、生活保護には不正受給の問題も多く、最低賃金労働や年金世帯との格差があって徐々に受給条件を厳格化しようとする動きもみられます。
また、生活保護制度の趣旨は、「自立した生活をできるようになるまでの支援」であることから、申請が認められても、一生何も努力しないで受け続けられるような制度ではありません。

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