舅、姑との不仲が離婚原因｜精神的な苦痛により夫婦生活が破綻するケース

舅、姑との不仲が離婚原因

良好な結婚生活には、親や親戚との関係も重要

婚姻生活では、お互いの家族も夫婦生活に密接に関わってきます。特に相手の親と良好な関係が築けるかは結婚生活を送るうえで重要な要素になりますが、相手の家族と円満な関係を続けていくには大変な努力が必要です。
配偶者の親も親族に対しては厳しい目を向けてくることが多く、少しでも気に食わないことがあれば愚痴や叱責など家族内パワハラもよく見られます。俗にいう「嫁いびり」の被害を受けたことが離婚原因ということも実際にあります。特に同居している場合は、嫁と姑の問題など折り合いが悪くなるケースが多いようです。

離婚の原因に相手の親族との不仲を上げる人も少なくありませんが、所詮他人ですから、一度関係が冷え込むと修復するのは難しいものがあります。

相手の親との不仲が原因で離婚を成立させるのは難しい面がありますが、そこに「婚姻を継続し難い重大な事由」があると裁判所に認められれば離婚成立への可能性は高くなります。

相手の親との不仲で離婚を考える場合

古今東西、お互いの親や親戚との不仲の問題は昔からよくあることです。逆に、夫の実家と意思疎通ができて良好な関係を築いている人は少数かもしれません。
特に、配偶者の両親と同居する場合は、嫁姑問題などがあり簡単な事ではありません。

夫婦には「相互扶助の精神に立って生活を送る」という義務がありますが、関係改善が見られず「離婚」という選択肢しかなければ、それへ向かって準備するしかありません。まずは、相手の親とのいさかいとなった離婚原因の証拠をしっかり集めることです。相手や相手の親から受けた、いじめや嫌がらせなどは慰謝料請求としても十分可能です。
具体的な被害内容（言葉、態度、金銭問題、配偶者の対応など）を証拠として明確にメモに残すようにしましょう。離婚訴訟などに発展した場合に、有効な状況証拠となります。

相手の親との不仲は離婚原因として立証するのは難しい面がありますので、まずは弁護士など法律家に対策方法などのアドバイスを受けましょう。